2016年に読んだ本まとめ

Keisuke Okumura | 奥村圭祐
10 min readDec 31, 2016

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今年は年間100冊を目標に頑張ってみたんだけど、読み終えた本はせいぜい60冊オーバー。まだまだですね。どんな知識をインプットしたのか振り返ってみることは極めて重要なことだと思うので、関わった本をざっくりレビューしたいと思います!!(教科書は除く)

1. 夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え (水野敬也)

今年最初に読破したのはガーネーシャ。1, 2と読んできてこれはこれでまた新しい見方を得たり。相変わらずガーネーシャがいいキャラしてて笑う。

2. WIRED VOL.20 / 特集 A.I.(人工知能) #購入

これ読んだ本に含めていいのか?人工知能に興味があって大学に入った僕としては非常にいいまとめ本。何よりWIREDの記事はいつも面白い。

3. 情報理論 ( 甘利俊一) #購入 #未完

情報工学という学問にもっと触れてみよう、そんな思いで買った一冊。テスト勉強にも大いに役立ちました。僕の人間の思考に関する話はここからスタートしてるかもね。

4. コンピュータ・システムの理論と実装 ( Noam Nisan、Shimon Schocken) #購入 #未完

“NANDからテトリス”という名前でも知られてる、コンピュータアーキテクチャを学ぶには最適な一冊。超絶面白い!テスト期間が被ってしまってコンパイラ->OSを作るところまでできなかったけど、時間あったらまた進めたいなー

5. WIRED VOL.21/特集 音楽の学校 #購入

今度は音楽と学校のお話。イギリスの学校の様子に憧れたなぁ。あんな教育を受けてみたい。ちなみにWIREDは定期購読してます。

6. 融けるデザイン (渡邊恵太) #購入

HCI (Human Computer Interaction) のお話。テクノロジーがいかに人に “向いて” いなければならないのか。IoTとかバズワードを振りかざす時はこういう視点を持たなければ。

7. コネクトーム:脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか ( セバスチャン・スン) #購入

神経科学本。ニューロンマップであるコネクトームの解明はヒトゲノム計画にも匹敵する大きなプロジェクトとして扱われているし、今世紀中に実現するんじゃないのかな。そうなる前に人間の知能に向き合わなければ、ね。

8-10. 天と地の方程式 1–3 (富安陽子)

こういう本も読みますよ。親から進められて気晴らしに一気読み。数式が散りばめられてる本好き。

11. 深層学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ) (岡谷貴之) #購入

流行りのDeep Learning = 深層学習のお話です。あんまり難しい数式は使ってなくて、丁寧に読んでいけば僕でも理解できる。理論は知ってるけど、使えない状態が今なんですが。

12. 世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。 ( 丸幸引)

今年すごいお世話になったリバネス丸さんの本です。あんまりこういう類の本は読まないんだけど、実践してるし説得力が違う。僕が”熱”って発言する時はここからの影響です。

13. データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則 (矢野和男)

東工大連携教授の矢野先生のビッグデータのお話。この本読んで一時期自分の生活記録全て取ってました。デジタルごみクズを舐めてはいけない。

14. <わたし>はどこにあるのか: カザニガ脳科学講義 (マイケル・カザニガ)

分離脳患者はどういう意識形態をもつの?そんなにこわ~いお話ではないけど、自分の脳の働きについてどれだけ絶対的に信頼してますか?この本も知能とは何かという僕の疑問につながってくる。

15. WIRED VOL.22 / 病気にならないカラダ #購入

いわゆるウェルネスを扱った特集が組まれてて、丸さんも出てくる。やっぱりヨガとか始めようかなぁ。

16. 利己的な遺伝子 (リチャード・ドーキンス)

有名本。知能ってものを見る視点の一つとして知識を入れようと選んで読んだ。絶対読んでおいた方がいい本。

17. ノンデザイナーズ・デザインブック (Robin Williams) #購入

当たり前のことが書いてある大事な本です。デザインをする時はここに書かれてることは忠実に守ろうね。

18. 思考の整理学 (外山滋比古)

これも親からの勧め。正直あまり覚えていないです。。。

19–20. チーム・バチスタの栄光(上, 下), 21–22. ナイチンゲールの沈黙(上, 下), 23–24. ジェネラル・ルージュの凱旋(上, 下), 25. 螺鈿迷宮, 26. ジーン・ワルツ, 27. ひかりの剣, 28–29. イノセント・ゲリラの祝祭 (上, 下), 30. 極北クレイマー, 31. マドンナ・ヴェルデ, 32–33. アリアドネの弾丸(上, 下), 34. ブレイズメス1990, 35. スリジエセンター1991, 36. 医学のたまご, 37. ケルベロスの肖像 (海堂 尊)

今年読んだ唯一のシリーズ物はチーム・バチスタ!特にアリアドネの弾丸は一気読み。テスト勉強の休憩がてらとかにガぁっと読んでましたね。

38. メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする- (高橋 宏知) #購入

人工内耳の話をよく覚えてる。著者の高橋さんの研究室見学にも行きましたねー

39. ASP.NET MVC 5 実践プログラミング (山田祥寛)

MSPの関係でASP.NETについて登壇せねばっ!そんな時に読んだのがこの本でした。

40. はじめてのASP.NET Webフォームアプリ開発 (土井毅) #未完

こちらもASP.NETのお勉強。Webフォームは死にゆく運命らしいんだけどね。。。

41. ウェブデザインを仕事にする。 プロの考え方、ワークフロー、つくる楽しさ (フレア)

Life is Tech! でWebデザインの講師をする時に読んだ本。僕自身はプロでもなんでもない中途半端ものなので、本場はどうなってるのかなぁと気になって。

42. 情報処理心理学入門1 感覚と知覚 (P.H.リンゼイ, D.A.ノーマン)

ふるーい本ですが、教授に勧められた本。まとまっていてとても読みやすい。今の研究が1の内容に近いからこれしかまだ読んでないけど、2と3も手を出したいねー

43. インフォメーション―情報技術の人類史 (ジェイムズ グリック) #購入

紛れもなく今年最も影響を受けた本の一冊でしょう。すずかけ台の図書館を漁っていたら偶然見つけたまさに運命の一冊なり。

44. WIRED VOL.23 / いい会社 #購入

今度は会社について。年の終わりにつれて組織論に興味をもっていくんだけど、今考えるとその先駆けとなったインプットだったかも。

45. 皇帝の新しい心―コンピュータ・心・物理法則 (ロジャー ペンローズ) #購入

今年最も影響を受けた本その2。相対性理論とか量子物理学のところは理解できなかった(というか読み飛ばした)けど、もっと深掘りしたい。

46. 羊と鋼の森 (宮下奈都)

音を綴る本。と表現しておこうか。話題本も抑えてます。

47. ライプニッツの情報物理学 — 実体と現象をコードでつなぐ (内井惣七)

情報物理学という言葉に惹かれて読んだ本。理解できませんでした。ライプニッツまじ何者なんだよ。。。

48. ニューロマンサー (ウィリアム・ギブスン)

SFの古典。どうせSFでしょ、そんな感じで読み始めたら読めない。これは想像力をフル回転させないと読破できないのだ。。。

49. WIRED VOL25 / ブロックチェーン #購入

ブロックチェーンすげぇってなりますよ、これ読んだら。ただまだ日常生活には降りてきていない技術なわけで。どう発展していくのか期待。

50. 星を継ぐもの (ジェイムズ・P・ホーガン)

友達に勧められたSFの古典。普通に読めます。面白いです。

51. 虐殺器官 (伊藤 計劃)

これもSF。読み始めてすぐこの著者天才だと思った。微妙に擦れたリアリティが最高すぎて。

52. 3Dプリンター完全マスター

3Dプリンターの講師をやらなくては!そんな時に読んだ本。

53. 不可能を可能にする3Dプリンター×3Dスキャナーの新時代 (原雄司)

これも。確かに3Dプリンタは便利で、ものづくりを変革する技術ではあると思うよ。

54. 2040年の新世界 (ホッド・リプソン, メルバ・カーマン) #未完

これも3Dプリンタ本。冒頭部分の世界観がすごいけど、そこまで3Dプリンタ使われるのかなぁ。

55. 情報と生命―脳・コンピュータ・宇宙 (室井 尚, 吉岡 洋)

僕の思考にピッタリすぎた。手軽に読めるしSFチックでとても面白い。

56. 「VR」「AR」技術最前線

もう少しVRのことちゃんと勉強しようよって言って読んだけどあまり新しい発見はなかったのが残念。

57. シュレーディンガーの猫、量子コンピュータになる。 (ジョン・グリビン)

結局量子コンピュータがどうしてちゃんと動くのかは理解しきれていないんだけど、コンピュータの歴史という観点から見れたのはよかった。

58. バーチャルリアリティ学 (舘 暲, 佐藤誠, 廣瀬通孝)

Oculus Riftが登場する前のVRってどんなものだったんだろうって気になって2010年に出版されたこの本を読んでみた。アンソロジーみたいだなぁとも思ったけど、なかなか興味深いトピックを積んでる。

59. WIRED VOL.26 / ワイアードTV #購入

この号でVR取り扱ってくれたのは時期が最高で、VRってこういう使用用途があるんだなぁと。WIREDは定期購読がオススメですね。

60. エゴ・トンネル――心の科学と「わたし」という謎 (トーマス・メッツィンガー) #購入

研究のこともあり、教授に勧められたこともありで購入した。何回も読み返すであろう本。

61. DNAコンピュータがわかる本―究極の「超小型コンピュータ」の現状と展望 (赤間世紀)

授業でちらっと単語が聞こえて気になったので流し読み。DNAコンピュータは量子コンピュータと比べると王道ではないね。

62. デザインのデザイン Special Edition (原研哉) #購入

ついに読んだぜ。言葉からデザインまで ”美しい” 本。高かったけど一目惚れして買ってしまって、勿体なくてページを進められなかったのはいい思い出。

63. ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学 (アレックス・ペントランド)

集合知という言葉に惹かれて読んだ。確かに話は分かるんだけど、なぜか説得力にかけているような思いになるのは僕だけなのかなぁ。

64–65. ファスト&スロー(上, 下) あなたの意思はどのように決まるか? (ダニエル・カーネマン)

これまた強力な本。実感あり。随分とこれからの思考に影響を与えそうだ。

66. Bug Generator (奥村圭祐) #購入

自分の本です。人類史にきっと残るでしょう。

もちろんこれ以外にも触れた本はたくさんあるけど、記録に残っているのは書いた通り。2017年こそは100冊を!

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